iwatam's serverのゲストブック 過去ログ

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No.653) 反論です。 山吹次郎丸(Fri Mar 11 00:45:02 2005)
 お久しぶりです。Mary Sueテストに対し、一定の指標としての価値を認めつつ、反論させていただきます。以下、反論。
 書いた小説の中身がご都合主義大爆発であったとしても、それで自己中心的と言われたら困る。そういう作品を発表すれば読んで面白いと思ってもらえるだろうから書くのである。
 編集や仲間と打ち合わせして作り上げるパートナーシップな小説家もいるだろうが、それらの人は書く内容がどうであろうとも自己中心的とは言えないだろう。需要があるという読みがあり、承認を得られたから書いているのである。
 むろん、オリジナリティあふれる作品が高度な可読性を兼ね備えたとき、すばらしい作品になるのは事実である。おしみなく筆者に賛辞をおくるだろう。ぜひメジャーデビューしてください。
 だが、その上で言わせてもらえば、「小説を書くならオリジナリティがなければならない」ということになったら単なる暴論である。
 2番煎じ、3番煎じ、大いに結構。原作に迷惑をかけなければパクリでもなんでも構わない(日本で2次創作3次創作が黙認されているのは、そっちがきっかけで原作に興味を持つという還流が確立されているからであろう。アニメ化されると原作が売れる、というのと同じ原理である)。

 オリジナリティがない作品がなぜ悪いかといえば、それは「つまらないから」というだけである。目新しいものがなければ、たいていつまらなく感じるものだ。
 面白ければオリジナリティなどなくてよろしい。
 憤慨するなら、「なんでこんな似たり寄ったりの小説の山に需要がありつづけるんだ」と読者集団に対して憤慨していただきたい。

 金をとるならともかく、ネット上の作品はつまらなくても文句言われる筋合いはない。
 二次創作の場合は、好みに合わないジャンルを読まなくてすむように、設定からストーリーの方向性からカップリングまでちゃんと書かれているはずである。
 そこまで暴露されてる作品を読んで「痛い」と表するなら、そんなもんだと教えられていながら読んだあなたが痛いのだ。
 事前情報が少なく、読み終わってからつまらんものを読まされたと思うなら、早期に見抜けぬわが身を恨めば言いのである。
 つまらない作品ならば掲示板に反応がなくて作者さびしい思いをするのが正当な報酬である。
 わざわざ設定をあげつらって作者の人間性まで言及する必要はない。

 さらに言うなら、オリジナリティというのはオリジナリティを発揮するまさにその部分で発揮すれば充分である。
 このテストで満点を取ったとしても、それ以外の部分でブチ切れてそれを存分に発揮させればそれでよろしい。
 そこをわきまえず人物の設定やストーリーごときで何がなんでもオリジナリティをだそうと奇をてらう作品など、未熟さが見てて痛いだけである。
 王者なら王道を堂々と歩け。それでじゅぶん様になる。それができないならオリジナリティにこだわったところでろくな作品などできはしない。
 ついでに言えば、小説の中で自分だけが特別というのも事実であり当然である。
 小説はエッセイやドキュメンタリーではない。登場人物一人一人が個人として尊厳を認められるべき必然性などどこにもない。
 はっきり言ってしまえば、設定は言うに及ばず、主人公も脇役もストーリーも作家すらも、すべては部品、絵画の一部であり、主体などではない。
 読んでいる読者の中に喚起するものこそ小説にとって唯一の実体であり主体である。

No.658) こんにちは iwatam(Fri Mar 11 18:26:03 2005)
「一定の指標としての価値を認めつつ」とあるので、あえてこう言います。
その通りですね。
No.652) 痛い痛くないかかわりあらず パブロフ(Thu Mar 10 10:29:54 2005)
 どうも、パブロフと申します。
Mary Sueテストを、半ば笑いを堪え切れずも試させて頂きました。結果15点。いや、良かった良かった、何て思ったり。
 やはり、どう考えていようと、自分で創ったキャラクターを、自己投影と言われるのは抵抗がありますからね。

 本当に中々感じ入る事がありました。「うん、これは良くある設定だ」とか、思わず頷いてしまったり。
 ネット上のSSに当て嵌めたりもしてみましたが、やはりそこは他人が創った作品。作者様が何を考えてキャラクターを創ったのか解らないから、どうにも点数が微妙でして。

 しかしまぁ、私としては、オリキャラが自己投影であろうが、そうでなかろうが、面白ければ構わなかったりしますかな。
 なんだかなぁ、と思うような話が多いのは確かですが、まぁゲテモノの中にも美味はあると言う事で。

 言っている事が先程と矛盾しているような気もしますが、これが正直な感想ですね。

No.655) 「面白ければよい」からこそ iwatam(Fri Mar 11 03:25:21 2005)
「面白ければよい」からこそこういう話をしているわけです。
もし美味なゲテモノがあったら、そこから臭みやアクを抜いたらもっとおいしく食べられるわけです。
本当にその臭いところを面白く感じているのなら別ですが。
No.650) 小説、はやくもあきらめかけ…。 紅井林檎(Wed Mar 9 12:37:23 2005)
また来ました。
Mary Sueテストを受けて(54点w!)以来「ファンタジー」というジャンルに興味を持ち、トライしてみましたが…表題のとおりですw。
指輪物語くらいは読んだことあったので
「多分イケるだろう!」
と思ったのですが、なんと難しいことか…。
他の作家仲間に聞くと
「ファンタジーは難しい。」
「ファンタジーには手を出すな。」
等など後向きな発言が次々と飛び出してきます。
その理由はといいますと、
1.へぇ…魔法ってすごいじゃん。何でもできる!カッコイイ!
2.…でもそんな簡単に魔法一発で鍵のかかった扉破壊できたり、町がひとつ吹き飛ぶなんて…それってええのか?
3.っていうかそんな奴がごろごろいたら世界が滅ぶやん…。
4.そもそも普通に取り締まれよ…。銃刀と一緒やんけ…。
こんな三段論法で諦め入ってしまっています…。魔法でドッカンバッカンやって、
とてつもなく強い戦士が一騎当千よろしく敵陣に突っ込んでいく…。
そんな陳腐な想像しかできていなかった自分には、やはり敷居の高いジャンルだったのかと思い知らされます…。
また、自分のように「こだわり」を持たずSEで言うところの
「ユーザーの満足度の最大公約数」を刈り取るような作品しか書けないような人間には
「ファンタジー」という創造力をフルに高めて「こだわり」を持ち筆を走らせるジャンルというのは向いていないのかもしれません…。
今書いている作品は飽きてしまった以上は、最期まで書き上げる所存ですが…
「ファンタジー」ではなく「中世ヨーロッパ物に毛が生えた」程度のものになってしまうことは必死のようです…。
No.651) ファンタジーはもともとそういうものかも iwatam(Thu Mar 10 01:30:07 2005)
ファンタジーはもともと「中世ヨーロッパに毛が生えたもの」なので、それでいいのではないでしょうか。魔法使いはふつう剣士に倒される悪役扱いでしょう。面白いファンタジーでは、魔法の効果はあまり前面には出ないように思います。魔法の効果は相手が思い込むことによって出るもので、例えば「言うことをきかないとお前をカエルにしてしまうぞ」という脅しは、本当に魔法使いにそういう力がなくても、相手がもしかしたらそういう力があるんじゃないかと思うだけで効くんです。
結局、本物のファンタジーとは「魔法が実在した世界」じゃなくて「魔法が実在すると信じられていた世界」なのかなと思っています。
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