iwatam's serverのゲストブック 過去ログ

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No.211) コラム:「ルールを守れ」という発言 キット(Wed Nov 26 00:13:04 2003)
コラム『「ルールを守れ」という発言』に対する反論です。

iwatamさんの持たれた「無意味な注意書き」が目に付く、という考えには同意します。しかしながら、このコラム中では意味のある/なしの境界が明確でなく、また、一般化された「意味のない注意」の定義もされていないので、結論としての、無意味な注意書きは一掃しよう、には賛同できません。

現在では、通信環境さえ整っていれば、人生の初心者たちも掲示板に出没します。彼らは本当に一般常識を知らないのです。私やiwatamさんにとって当たり前で、読む必要がないからといって、そうでない人がいることは否定できません。一般常識とは、生まれながらに会得している人はおらず、それぞれの人が、それぞれの機会に、人生を通じて学び、修正していくものでしょう。その機会が張り紙や掲示板の注意書きであってもよいのではないかと思うのです。

常識(価値観も同じ)は後天的なので、人々の間で同一でない場合がありえます。ですから、自分にとって当たり前の内容だからといって、他人の書いた注意書きにも掲げる必要がない、という主張は誤りだと思います。

ここでは注意書きとルールを区別して考えようと思います。掲示板にはルールがあります。注意書きとは、管理人が考えている掲示板のルールと、管理人の想定する他人の常識との違いを掲げたもの、と私は考えます。書かれていないのは、書く必要のない「暗黙のルール」です。「法に触れる発言は禁止」と書くのは、読み手の中に「法に触れた発言をしてよい」という、掲示板のルールに反する常識をもった人がいると管理人が思っているにすぎません。書き手に責める点があるとするなら、そんな他人を想定したことでしょう。また、書いていないことは、暗黙のルールに従うのであって、発言内容の自由とは関係ありません。書き手と読み手の双方が「いけない」という常識を持つなら、やはり「いけない」のです。

前段によって、利用者にとって掲示板のルールとは、自分のもつ常識を注意書きで修正したもの、とも言えます。管理人にとっては、想定した他人の常識を注意書きで修正したものです。この違いから、ある発言が、誰かにとってルール破りになることが起こりえると思います。

注意書きの想定する常識を逆手にとって、困った発言をする人がいることは否定しませんが、ルール破りの発言をする人のすべてが「ルールを破ってもいい」と思っているわけではありません。

No.213) ご意見ありがとうございます iwatam(Thu Nov 27 04:13:13 2003)
iwatamです。ご意見ありがとうございます。
ご意見を読ませていただきましたが私も同意見です。自分にとっては意味がなくても他の人には意味のある注意書きもありますし、それは必要だと思います。
 もし人生の初心者たちのために掲示板のルールを書くなら、掲示板の注意書きではなく、「掲示板の楽しみ方」みたいなタイトルで別コンテンツにすべきでしょう。それは非常に意味のあることです。そういう文書をきちんと用意できて、掲示板を使い始める子供(やおじさんおばさん)たちに読んでもらえるようであればとってもいいことだと私は思います。
 意味のあるなしの境界は、書いた本人が意味があると思っているかどうかです。書き手が「普通の人にとっては一般常識だけど、知らない人もいるかもしれないから書いておこう」というのは立派に「意味のある注意書き」です。書いた本人ですら「これは意味はないんだけどなぁ」と思っているような注意書きは書くな、ということです。
 私はこのコラムで「書くこと」が問題だと書きましたが、より正確に言えば「クレーム処理に使うために書くこと」が問題だという意見です。問題は書く内容ではなく書き手の意図です。だから「自分でも意味がないと思っているような注意書きを書くな」であり、「自分でも意味がないと思っている」という所が重要なのです。
 おっしゃるように、ルールや常識は人によって食い違っていることも多々あります。そしてそれはその都度話し合って直せばいいことです。「それはこうこうこうだからルール違反ですよ」「ご注意いただきありがとうございました。これからはしないようにします」でいい話です。それをしないで一方的に「ルール違反だ。出ていけ」と言う事を問題視しています。
 世の中にはルールを破ってもいいと思っている人も、ルールを守らなくてはいけないと思っている人もいます。そして「ルール違反にはその都度存在理由も含めて説明する」という方針でいれば、どちらの人も納得できます。一方的に文書で書いてあとは知らないという態度では納得できない人もいますからよくありません。

と、私はこういう事を言いたかったのです。ご理解いただけますでしょうか。
あなたの意見に反論しようと思いましたが、残念ながらあなたの意見は私にとってすべて正当な意見であり、反論の余地はありませんでした。すみません。

No.214) 説明技術 キット(Sat Nov 29 21:01:44 2003)
なるほど。理解できました。しかし、もう一点だけ意見を言わせてください。

私は、説明には技術が要る、と考えています。説明技術は、たとえば、教育学を修め、教職に就いている人は高く、少人数と、わずかな時間しか接触しない人は低い傾向にあると思います。「説明できるなら理解できている」とはよく言われることですが、ある物事を同程度に理解している人々のうち、より説明技術の高い者のほうが、よりうまく説明できるということです。

曖昧でないルールを策定できても、理由を説明する段階で筆が止まってしまう、あるいは、つい解りにくい比喩や遠まわしな表現をしてしまい、誤解や曲解をされてしまうという人もいます。そんな管理者が、掲示板が荒れるのを防ぐという目的のために、無意識に、あるいは悪いと意識しつつも「無意味な注意書き」や「出て行け」といった手段をとっている、という可能性も考慮してください。説明上手をめざすことを含めた「ルール違反にはその都度存在理由も含めて説明する」という方針ならば、正しいと思います。「下手な説明でも、しないよりはよい」かどうかは私にはわかりません。

No.215) なるほど iwatam(Sun Nov 30 16:52:17 2003)
よくわかりました。私の話には「説明できない」人については述べていませんでしたし、そういう人もいると思います。
 「理由を説明する」という言葉はちょっと言い過ぎたかもしれません。私がここで言う「理由を説明する」とは、例えば「○○という法律に違反している」とか「それは他人を侮辱することにあたります」といった説明です。つまり、世の中にあるどのルールに違反しているかを言うことです。注意する時には世の中にあるどのルールでも自由に適用していいのだから、わざわざ自分用の「無意味な注意書き」を用意する必要はありません、ということです。
 私は「なぜ人を侮辱してはいけないのか」とか「なぜ猥褻物を陳列してはいけないのか」といった説明までしなくてはならないという意見ではありません。そういう意味では「存在理由」という言葉は少々不適切です。これについてはよい表現を考えてみます。
 読み返してみると、コラムの最後の段落だけは少し論点がずれています。最後の段落で言いたかった事は、ルールをわかっていて破る人は「意味のない注意書き」が書いてあってもやっぱり破るから、それは無駄だということです。
 そして、ルールを知らないで破っている人にはその都度ルールを教えてあげればいい話です。つまり、ルール破りに対してそういう注意書きは何の効力もないので、「ルールを知らせるため」ではなく「ルールを守らせるため」にそういう注意書きを書く事は意味がない、ということです。
No.218) 手直ししました iwatam(Mon Dec 8 18:24:41 2003)
該当コラムを手直ししました。
「無意味な注意書きとは何か」の定義について問題提起をしていただけたのがきっかけです。この掲示板では何やらいいかげんな回答をしてしまいましたが、「同語反復」というキーワードで(自分の中では)はっきりしました。中身についてはコラムをご再読いただけたらと思います。

 ご意見をありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

No.210) はじめまして。 kuon[HOME](Mon Nov 24 23:47:02 2003)
はじめまして、iwatamさん。
私、kuonと申します。

いつも楽しくコラムを拝見させてもらっています。
特にゲームのコラムは納得させられるというか、
非常に感心させられています。

最新コラムの

>万人に気に入られる事は不可能だ。善人には気に入られ、悪人からは憎まれるようでなくてはならない。

というのは非常に感銘いたしました。まさに正論ですね。
なんだか胸をすくような清涼感を抱かせるコラムであったと思います。

それと事後報告ですが、ゲーム関係のリンクとして、
私のサイトからリンクを貼らせて頂いてます。
iwatamさんの正論を楽しみにしていますので、
また寄らせていただきますね。では、失礼致します。

No.212) はじめましてこんにちは iwatam(Wed Nov 26 02:31:17 2003)
kuonさんこんにちは。
最近ちょっと更新が滞りぎみです。すみません。
忙しいのもありますけどゲーム関連でちょっと長めの文章を用意しているとこでして・・

そちらのページもいろいろと見させてもらいました。ゲームの話はうんうんとうなずきながら読みました。やはりなんかこう今の日本のゲーム業界には活気がありません。このままでは将来は・・・

それよりなにより、ちゃんとゲームを作っていらっしゃるのを見て感心しました。私は作ろうと思いたっても3日で放り投げてしまいます。つくづくダメ人間。

No.206) コラム: 正論と論理の飛躍 に対して 通りすがり(Tue Oct 14 06:43:44 2003)
>女性は理科系の能力について男性より劣っているというのはまぎれも ない事実だ。近年では脳に性差があることがはっきりしている。

根拠がない。脳のコネクションの性差は確かに認められているが、数学の能力に結びつくと言うことは未だ示されていない.従ってこのことは根拠にならない。

>「なぜオオタカが絶滅してはいけないか」をちゃんと言え る人となら論議をしてどこかに結論を見い出すことができるだろう。

この部分には賛成.ただ開発反対派はちゃんと「貴重な」オオタカだと言っているのだから、それに対して「なぜオオタカが絶滅してはいけないのか」という切り返しはおかしい。

No.207) ご意見ありがとうございます iwatam(Tue Oct 14 13:16:06 2003)
コラム14は「正論と論理の飛躍」と書きました。ここで挙げた話について、私は結論には同意するが論理展開がダメであると言っています。ここで挙げた結論を否定しているのではないことをまずご理解いただきたいと思います。

理系女子大の話についていえば、ここで「能力の性差」を論じること自体がおかしいのです。性差があろうとなかろうと、女子大に理学部をつくればいいのです。
「性差はない」というのは未だ示されていません。だから、それを根拠に論理を展開するのは間違っています。

オオタカについていえば、「貴重」というのは反対派の主観的な意見です。「なぜ絶滅してはいけないか?」というのは「なぜ貴重なのか?」という問いです。数が少ないというだけでは理由になりません。数が少なくても困らないものはいくらでもありますから。
この問いに対して「かっこいいから」とか「環境破壊のシンボルだから」といった自分勝手な主観的回答ではなく、客観的な回答ができるようでなくてはならない、といっているわけです。

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