iwatam's serverのゲストブック 過去ログ

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編集や削除のご要望がありましたら個別にやります。遠慮なくおっしゃって下さい。


No.1388) (no name)(Sun May 29 14:27:49 2005)
色々調べてると人間の性的傾向は脳機能が決定するという研究結果もあるみたいですね。
他にも性的傾向やポルノ、犯罪等の研究の情報をお持ちの方は是非紹介いただきたいです。

http://4go.biz/up/1115720627/indexn.shtm

No.1457) 男女は脳機能だという話を見かけます iwatam(Mon May 30 20:01:56 2005)
男女の性差は脳機能の問題だという話は、挙げていただいたリンクも含めてあちこちで見かけます。
つまり、同性愛は生まれつきの問題だということです。
だから、こういう問題を語るときには同性愛は別格で、社会的にも許されると考えるべきでしょう。
それ以外の異常性愛について、脳機能の問題だという話を私は聞いたことがないのですが、どこかにありますでしょうか。
No.1319) 三ニ零さんへ エリー(Sat May 28 17:59:44 2005)
 返信ありがとう。言いたいことを整理していたので、訪問するのが遅くなってしまいました。
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 最初に態度をはっきりさせて置きます。
 私自身は「規制しても犯罪抑止になるとは思えないし、向かい合うことを避ければ状態が悪化すると思うから規制には反対」です。
 それから、ゲーム専門学校に通っていましたから、「エロゲーをしているから」という理由で避けたりはしません。犯罪被害に合うことが不安で仕方がないなら、クラスで女一人の状況を選択する訳がありません。
 その人がエロゲーをしているかどうかを訪ねて歩く訳にはいかないから分りません。そういう状態が普通ですよね? 分からないけれど、「男性メインで作られたゲームを女の私が面白いと思うわけがない」と考えて、言わないのは礼儀じゃないですか? 「男女平等だから」と言われても困るし、そんなことを言う人もいませんでした。
 教室に私がいても気にせず話題にした人もいたけれど、私に直接言ってきた人はいない。大抵の人は気まずくなるから避けると思う。
 自分がいる時に話題にする人がいても、自分が話題に参加しないだけで、特別気にしたりはしない。「男ばかりのクラスなんだから仕方ないよね」と思う。やりにくいのはお互い様だから。
 その中で私が話をしたのは「気を使って避けてくれる相手」でした。その人たちがエロゲーに興味があるないは分りません。確認する必要がないことだからです。つまり「困るだろうと配慮してくれるから嫌なことはしないだろう」と判断して話をした訳です。エロゲー愛好家が判断基準ではありません。
 「実際にする・しないではなく、配慮の有無」という違いが分っていただけるでしょうか?
 反対の配慮が「風俗街に行かない」になります。そういう場所なんですから、非難するより行かないことを選ぶ。
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 「童話から残酷なシーンは取り除こう」といくら隠しても、実際に憎しみや殺意というものがあるのだから、世の中からなくした方がいいとは思いません。「そういうことを望む人もいるから気をつけよう」くらいの感覚です。私の場合ね。
 「決まった場所以外では売らない」と「住み分け」を求めている訳ではありません。それではゴミ処理場建設反対運動と同じになる。自分のことだけ主張しているだけです。
 同じ売り場にあるのは構わないけれど、レンタル屋のアダルトビデオコーナーみたいに「目に触れないようにする配慮」は欲しいかな。これは買う側というより、売る側の姿勢の問題。見るのも見られるのも気まずいでしょう?
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 以上を前提として聞いて下さい。
 私自身は不安を感じていないけれど、「規制したい人は被害に合わないか?」と考えているのではないかと私は思う書きました。それを三ニ零さんは「私が被害に合わないか心配している」と判断した。そして攻撃してきた。
 攻撃したかったからではなく、「こうゆうことをされているように感じる」という意味で、同じ論調で返しました。その結果、三ニ零さんは「私達の間には誤解があったようだ」と言ってくれました。
 その誤解の原因を「話したいことが違うから」と私は考えました。
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 わざと攻撃し返しましたが、売り言葉に買い言葉の言い合いは建設的ではないから避けたい。そんなことをするくらいなら書き込まないことを選びます。
 もし書き込むなら「どう言えばいいのだろう?」「何を問題にしたいのか?」と考えていて返信が遅くなってしまいました。
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 その結果、やっぱり「自分と感じる範囲」「他人と感じる範囲」という意味で、「主観・客観の問題」とかかわりがあると思います。私が興味を持っている話題ですが、よかったらしばらく付き合ってください。
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 「客観=自分自身が他人という関係」という尺度を紅野林檎さんからいただきました。それを使うと、私は「当事者である以上、主観になってしまう」と書きたかったことが分りました。
 「加害者」「被害者」という「直接的な当事者」と、「加害者と共通点がある人間」「被害者と共通点がある人間」という「間接的な当事者」、全く関係がない「第三者」という立場があるとします。
 反論者が「加害者と同じエロゲー愛好者という共通点がある人間」なら、私は「被害者と同じ女という共通点がある人間」です。だから「どんなに客観的に書こうと努めても、主観的な意見しか書けない」と思う。つまり被害者側としてしか見られません。
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 性に関する問題は、究極的には「男女」という分類になり、全員が関わってしまう問題です。「同じエロゲー愛好者だから犯罪者」も「同じ男だから犯罪者」も理由付けとしては可能になります。
 それでも「男」という性別は問題にはされず、「エロゲー愛好者」だけが問題になります。
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 性別ではなく「エロゲー愛好者」が問題になるのは、「監禁男」という言葉に代表されるように、男女という全ての人が関わってしまう枠ではなく、「監禁に興味がある・ない」という分類で「第三者」になれるから問題にならないのだと思います。
 エロゲーを「恋愛シミュレーションゲーム」という広い意味で使うなら、恋愛は年齢・性別に関係なく多くの人が当事者になれる問題。それが2次元キャラであっても、「人を好きになる」「人から好かれたい」という感情は理解出来る。
 それに対して「監禁をする」という感情は、対象が何であっても理解出来ない。コラムでも問題になっているのは不健全な方だけです。
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 同じように「小学生に性欲を持つこと」は、「自分の娘がそんな目で見られたら困る」から嫌だけど、「好意を持つのが小さい子」という意味なら悪意ではないからまだ許せる。
 それでも意味が解っていない子供相手に、「合意の上」という理屈は通じない。自分の願望を満たす為に2次元にいくことを非難はしません。個人の趣味の問題だからです。
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 私が気になるのは「何故大人の女や現実の女ではないのか?」という部分です。
 「監禁しないし、小学生にイタズラはしない」までは肯定できるけれど、「大人の女だって、現実の女だって付き合えるから」とは言えない場合、「現実の大人の女」である私は悪意を感じる。「訳の分からない生き物」として扱われるから。それは「エロゲー愛好者は犯罪をするかもしれない怪しいやつ」と疑われる嫌悪感と同じではありませんか?
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 最初の話に戻ります。「規制をかける人は被害に合うのが不安だと思う」というのは、私の主観です。想像してしまったことをどうこう言われても、今さら取り消すことは出来ません。
 三ニ零さんがもし「それは誤解だ」と思うなら、「自分が誤解されるかもしれない部分」を話してくれることを期待して書いているのです。なぜなら、女の私には「誤解されようがないこと」で分からないからです。
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 柴犬さんにもいいましたが、私は三ニ零さん「個人」を「犯罪を犯すかもしれない」などとは全く思っていないのです。つまり、誤解しているのは私ではないのです。だから「何故誤解されてしまうのか一緒に考えましょう」と言っているのです。本当に誤解していたら、そんなことは言わないと思いませんか?
 同じ女として、「ここが誤解されているかもしれない」と言われて、三ニ零さんが「どういう理由でやっていることだから誤解だ」というなら、分からないことが分かって「誤解が解ける」と思う。
 「被害に合う不安」は私の想像ですから、私ではない規制をかけようとする人が納得してくれるかどうかは分りません。それでも「不安を感じていた人」は、規制賛成から反対に態度を変えてくれるかもしれません。
 私が「誤解されているかもしれない点」としてあげたところに、もし三ニ零さんが気づいていなかったのなら、それが「個人差」なのか「性別差」なのか分からないけれど、ともかく「私と三ニ零さんの間に共通認識が出来た」ことになります。
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 私が反論すると三ニ零さんは「そういう意図で言った訳ではない」と説明してくれました。だから「私自身が不安を感じていると誤解された」のだと分かったのです。
 期待するのはそういう意見交換です。「あなたはどうしたいの?」に対する私の答えは「誤解を解くこと」です。
---
 改めて質問させていただきます。三ニ零さんはエロゲー愛好家の何が誤解されていると思いますか?
 「被害に合わない為の防御手段」をエロゲー愛好家に求めないなら、何が犯罪の原因だと思いますか?
 こちらに対しては私は「言動の不一致」という指標を検討中なのですが、三ニ零さんはどう思いますか?
 ぜひ意見を聞かせてください。長文失礼しました。
No.1351) 丁寧な返信ありがとうございます 三ニ零(Sun May 29 05:21:47 2005)
それでは、ゆっくり一つ一つ話を進めたいと思います。
始めに、No.1319 の内容について、私がどのように読んだかを書きますので、
誤読点があればご指摘下さい。

(---が各セクションの区切りです)
--------------------------------
・挨拶
---
・私(エリー)にはエロゲー犯罪原因説や規制推進の意図は無い。
・「実害」では無く「配慮」についての話をしたい。
---
・≪私が考える「配慮」についての具体的説明≫
---
・「規制派は、被害を心配しているのではないか?」という意図で書いた。
・私の個人的不安について攻撃されたと考え返信したが、それは本来望むやりとりでは無い。
・誤解の原因は「話したいことが違うから」だと思う。
---
・攻撃し合うのではなく、話すべき議題について考えた。
---
・それは「主観・客観の問題」だと思った。
---
・私は「当事者である以上、主観になってしまう」と書きたかった。
・「直接的な当事者」「間接的な当事者(共通点がある人)」「第三者(共通点がない人)」
・私は「間接的な当事者」なので、主観でしか書けない。
---
・性に関しては、全ての人が関わってしまう問題となる。
・それでも「エロゲー愛好者」だけが問題になる。
---
・それは、「監禁に興味がある」で当事者側に区分けされるからだ。
---
・ペドについては「自分の子供」という点で私も当事者であり、嫌悪を感じる。
・現実で子供を騙すのは許せないが、二次元でペド趣味を満たすことは構わない。
---
・しかし、何故大人の女や現実の女ではないのか?が気になる。
・「現実の女」である私は「『現実の女』を肯定しない趣味」に悪意を感じる。
・それは、「エロゲー愛好者への嫌悪感」と同じではないか。
---
・話を戻す。
・「規制をかける人は被害に合うのが不安だと思う」は、私の主観。
・それを誤解と思うなら、誤解の可能性がある部分について書いて欲しい。
・女の私は加害者として誤解されようが無い
---
・三ニ零個人を犯罪者予備軍だとは思っていない。
・「何故誤解されてしまうのか一緒に考えましょう」と言っている
・それにより、もしかすると規制賛成派の考えも変わるかもしれない。
・指摘の中に、相手が気づいていない部分があれば、共通認識が増えることになる。
---
・私は「意見交換」で「誤解を解くこと」を行いたい。
---
・改めて質問したい。
・三ニ零さんはエロゲー愛好家の何が誤解されていると思いますか?
・「被害に合わない為の防御手段」をエロゲー愛好家に求めないなら、何が犯罪の原因だと思いますか?
--------------------------------

以上です。
ご確認頂いたら、次の話に進みたいと思います。
No.1384) こちらこそ、ありがとう エリー(Sun May 29 13:54:07 2005)
 「自分の話を聞いてもらえる」と分かる返信で嬉しいです。
---
 引用されているのが「自分が書いた文章」なので、「無意識の読み飛ばし」があるかもしれません。
 でも、繰り返し読みましたが、「意味が変わっている」と思う箇所はありませんでした。
---
 話を進めて下さい。
No.1431) それでは 三ニ零(Mon May 30 01:32:06 2005)
>エロゲー愛好家の何が誤解されていると思いますか?

といった話題を進める前に、

 「言葉が通じること」「誤解すること」

まず、これら基本的な事について話しておきたいと思います。

−−−−−−−−

 貴方は「リンゴの色」と聞いてどんな色を思い浮かべるでしょうか?

おそらく日本では「赤」系統の色がポピュラーだと思われます。
しかし、「リンゴ」といえば日本でいう「青リンゴ」の方が一般的な国もあります。
そういう国の人とチャットで話した場合、こんな状況↓も生まれかねません。

 Aさん「風邪をひいて頬の色がリンゴみたい(に真っ赤)なんだ」
 Bさん「(顔色が真っ青なのか)それは大変だ! 安静にしたほうがいいよ」
 Aさん「うん、もう寝るよ。それじゃおやすみ」

この場合、互いに頭に浮かべた色が異なっている事に気付かずに「言葉が通じた」
と思い込んだまま会話が終わってしまいます。

こうした「表面化しないが実は通じてない会話/語り」というものは日常のあらゆるところで
起きていると想定されます。(もちろんこのテキストと読者である貴方との間でも)。

ある言葉が人々の脳に呼び起こすイメージは様々でしょうし、
「言葉が通じる」とは、そのイメージが近似している(と思い込む)事に他なりません。

つまり「誤解」に気付かないまま何かを考えてしまう事は常時発生しており、それは
具体的な差異に至った時に初めて認識されます。


ちなみに、返信頂いたNo.1319 の文中に、

 〜 ことを期待して書いているのです。なぜなら、女の私には 〜
 〜 三ニ零さん「個人」を「犯罪を犯すかもしれない」などとは全く思っていない 〜

という記述がありますが、貴方は私(三ニ零)が「男」だと思ってませんか?
No.1444) ええ、男だと思って書いています エリー(Mon May 30 13:33:06 2005)
 それが間違いだというなら、あなたが訂正されれば終わる話ですよね?
---
 三ニ零さんだって「私が自分が被害に合うのを心配している」と思って攻撃してきましたよね?
 勝手な思い込みで、「不安に思うのがいかにくだらないか」を雄弁に語られた。
---
 「エロゲー愛好家だから犯罪者」も誤解なら、私が「自分が被害に合うことを心配している」も誤解です。
 誤解なのに、確認もせずに批判されると怒りを感じますよね?
---
 今回、私が「三ニ零さんは男である」と誤解したことで、あなたが不愉快に感じたのなら謝ります。
 でもこちらは「私は女だ」と言っているのに、あなたは宣言していない。仮定して話すしかありません。ここで「女かもしれない」という仮定を立てて、「最初に聞くべきだ」と言うのなら、すべてにおいて確認しない限り何一つ話が出来ません。私には誤解したからどうこう言われる理由がわかりません。
---
 三ニ零さんが「そういう意図で書いているのではなく、確認したかった」と言われるかもしれません。それでも「不愉快になる事実」は変わりません。三ニ零さんと話していると、間違い探しをされているようで話したくなくなります。
 私は「どうして誤解を解こうとしないで、相手の間違いを指摘するのか?」に興味があるので、書き込みをしていますが、現実なら「あなたとは話したくない」と言うでしょう。
---
 あなた自身が書き込んだことから、「誤解が生じるのは当然」とはならないのでしょうか?
 私は「誤解が生じるのは当然」だと思っているから、指摘ではなく説明しました。
---
 私は「自分自身が被害者になることを心配しているわけではない」と書き、具体的な例をあげました。
 でも三ニ零さんは自分の性別を言わないまま私に確認しています。なぜそうするのですか?
 故意にそうしているのか、無意識なのかを聞いています。
---
 三ニ零さんの質問に、「私は三ニ零さんを男だと思って話をしていました。それが誤解であり、あなたが不快感を感じたのなら謝ります」と書きました。答えましたよね?
 三ニ零さんが「そんな誤解をする奴は許せない」というなら話は終わりですが、そうではありませんよね?
---
 書き込みを続ける気持ちがあるなら、私の質問は「なぜ真実を伝えずにこちらの意図を確認しようとするのですか?」です。本当のことを言えば済むのに、なぜ誤解を解こうとはしないのですか?
---
 「誤解を解こうとしない理由」を「三ニ零さんは私が嘘をついていないか疑っているから」だと私は考えています。「本当に被害に合わないか心配していないなら、そんなことを思いつくはずがない」と言うだろうと想像しています。そして「口では調子のいいことを言っているが、本当は犯罪者予備軍だと疑っているのだ」という結論に至るのではないかと思いました。このままやり取りを続ける「エリーは嘘つきだ」という結論になる。
---
 以上が「No.1431」の返信から感じたことです。
 これらは全て想像であり、実際に三ニ零さんがどう感じたのかは私には分かりません。三ニ零さんが私を信じようだ信じまいが、私は自分が真実を述べていることを知っているのでたいした問題ではないのです。
 だから三ニ零さんが私の言っていることを信じているか、疑っているかが聞きたいのではありません。
 なぜ誤解を解かずに、三ニ零さんが正しいと思うことを繰り返し言うのですか?
---
 一生懸命返事を書こうという気持ちは伝わってきます。だから「意識して事実を告げないまま確認しようとしている」とは思えない。それとも「エリーは哲学の知識もないバカだから教えてやらなければならない」と考えているのでしょうか?
 「バカだと思っている」と言われても、三ニ零さんに限らず、人がどう思おうと私の本質は変わりませんから構いません。
 「誤解を解こうとしない理由=事実を告げない理由」を是非教えてください。
---
 そして故意になのか無意識になのか抜け落ちていた最初の投稿の最後の質問「言動の不一致」と関係があると思うのですが、どう思われますか?
 抜け落ちていることは気づきましたが、「話したくないのだろう」とあえて指摘しませんでした。私なりの配慮だったのですが、指摘しあう方がお望みなら、私にとっては知りたいことなので改めて問い直させていただきます。
No.1495) 相違点 三ニ零(Wed Jun 1 03:03:54 2005)
始めに申し上げておきますが、貴方の誤読をあげつらって責めたりする意図はありません。
その前提で以下の話を聞いてください。

 >誤解したことで、あなたが不愉快に感じたのなら謝ります。

とありますが、私は不愉快だから前出の件を取り上げたのではありません。
あれは単に「無意識の認識」を語る身近な例として用いただけです。
そもそも私は性別表明をしていないのですから、あなたの推測の正誤は「未確定」、ですよね。
なので、謝ってもらう必要はありません。

あと、貴方は「誤解の指摘 = 攻撃行為」と感じておられるように思えました。
私は、前返信で書いた様に「誤解は常に転がっている」のが常態であり、
誤解の指摘など有ってあたりまえで、それをいちいち「攻撃」と受け取っていたらきりが無い、と考えています。
だから私から指摘をする際にもあまり遠慮はしない訳です。
「指摘しあう方がお望み」というより、「適切な指摘をすることが『配慮』の一つ」と考えます。
貴方の「配慮」は「共感に基づく配慮」であり、私の「配慮」は「実用に基づく配慮」です。

それから、

 なぜ自分の性別を言わないまま問いかけたのか?

ですが、それは問題への基本的なアプローチ方法の違いによるものです。
貴方の想定しているのが

  A.「誤解する立場(非ユーザー)」と「誤解される立場(ユーザー)」の対話

だとするなら、それに対して

  B.「そもそも誤解する/される、とはどういうことか」

を考察、というのが私の切り口です。

貴方の想定されている形式では、語る各々が「どちらの立場か」を表明する必要があります。
だからこそ「どちらの立場か」をすぐに書かない私に対して強い疑問を抱く訳です。
対して、
私のそれはまず「記述の問題」ですから、立場の表明は「書かれた事の一部」として考える対象です。
これまで私は「男/女、エロゲーユーザーである/ない」という立場表明は一切書いていませんが、
それは私が話そうとすることにおいては「書く必要がなかった」からです。

今回のやりとりにより、これら、様々な差異と問題がかなり明確に浮かび上がってきたと思います。

そしてアプローチの問題はかなり根本的な問題です。
「立場と立場の対話」を望む貴方に対して、「立場」それ自体を問題とする私。
No.1319 で貴方が「話したいことが違うのでは」と指摘されていたのは正にその通りだった、という事になります。

 「主観・客観」「当事者と共通性」「配慮」、等々

これらの話題についても結局、私からはBのような切り口でしかお答えすることができません。
そしてそれが貴方の望む対話ではないのなら、無理に話を続けても不毛です。

これからどうすべきでしょうか?
続けますか?
それとも、今回の対話はここで一旦終了しますか?
No.1502) 続けてください エリー(Wed Jun 1 09:58:38 2005)
 「議題にしたい点」を強調する為に、嫌な印象を与えるのを承知で「感じたこと」を書きました。「感情的になって言い返してはこないだろう」という判断からなのですが、予想通りの反応が返ってきました。
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 普段なら決して話さない問題です。けれど「誤解がある」と気づいた時、すぐに訂正されたから「間違い探しが意図ではない」と判断しました。三ニ零さんが「アプローチの問題はかなり根本的な問題」とおしゃっているように、現実では「話し合いすら出来ない状態」になります。
 私はこの問題で何度もケンカをしています。一般に男女間で頻繁に見られる問題だと思います。三ニ零さんの手法が男性らしさ(理性)なら、私の手法は女性らしさ(感性)と言えると思います。エロゲー愛好者問題が話題だからではなく、話し方から「三ニ零さんは男性ではないか?」と想像したのです。
---
 これは「多様な立場を検証する場合」と「自分がどう感じているかを検証する場合」と言えると思います。
 男性に限らず、家庭外が生活の中心の場合、他人を無視して話を進めることはできません。家庭内が生活の中心の場合、「世間の考えを知る必要」はありますが、最終的には「今話している相手がどう思っているのか?」です。
 「朝食にはパンを食べる人もごはんを食べる人もいる」という一般論ではなく、「あなたが食べたいのはどちら?」という問いになります。問いかけに答えないまま「一般論」の話になると、問いかけた私は「無視された」ように感じます。「バカにされている」と感じます。
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 問いかけをする根底には、「本当のところは本人にしか分からない」という気持ちがあります。どれだけ「この人は日本食が好きだから、ごはんが食べたいかもしれない」と想像しても、「結局は私の想像」という問題があります。
 もし「ごはんがいいけど、忙しい時はいいよ」と言われれば、自分の都合に合わせて用意することが出来ます。「出来るだけご飯を用意するが、パンでも構わない」という基準が出来ます。
 そういった判断基準がないままだと、どんなに一生懸命考えても「本当は嫌なんじゃないか?」という疑問が残ります。
---
 繰り返しになりますが、「違い」を確認したいと思います。
 「集団の基準」を作る場合、三ニ零さんのやり方が一般的です。「どの立場なら当てはまるか?」というところから入るのだと思います。「この立場の人ならこう考える(主観)」というのを一つ一つ明らかにした後、では「全体としてどうするか?(客観)」と話が進んでいくのではないかと思います。
 個人的な問題を解決する場合、「自分がどうおもうか?」を基準にします。そして相手も「感じていること・考えていること」を話すことを期待して問いかけます。
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 私は「自分が思っていること・感じていること」を言っているから、指摘されると攻撃されるような気がします。実際、少し前までは掲示板に書き込んだりしませんでした。iwatamさん個人とメールで意見交換していました。
 メール交換を含めていろんなことがあって、「別に攻撃されている訳ではない。確認しているのだ」と分かったから、書き込めるようになりました。そして「個人攻撃ととられるかもしれないが、これを指摘しないと話し合いにならない」と判断して書きました。
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 三ニ零さんが手法を変えられないように、私も手法を変えることは出来ません。
 「手法が違うままでどうすれば話し合いが出来るのか?」を話題にしたいのです。「主観で話す」私と「客観的であろうとする」三ニ零さんが、「話し合うことが出来るのか?」です。
 「違い」が分からないまま話すと、本当に「不毛な議論」になります。よく聞かれる言葉に直せば、男性側は「女は感情的で愚かだ」となり、女性側は「優柔不断な男」と映る。
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 「話し方の違い」を話すことは意義があると思います。タイトル通り、私は話を続けたいです。返信が遅れるかもしれませんが、時間をかけて結論を出したいと思います。
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 一度疑問を持ってしまうと自分の希望なのか、一般論を話しているのか区別がつかなくなります。不信感を持つようになります。なぜなら、最初に立場を明らかにして話さないからです。そしていくら言っても明らかにしようとしないなら、「あなたとは話したくない」となります。
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 以上が「私が立場を問題にする理由」です。
 三ニ零さんが「立場を書かない理由」はなんでしょうか?
No.1538) 対話可能性と情報交換 三ニ零(Fri Jun 3 07:37:14 2005)
>「手法が違うままでどうすれば話し合いが出来るのか?」
 >「主観で話す」私と「客観的であろうとする」三ニ零さんが、「話し合うことが出来るのか?」

これについては、「既に話し合えている」「完了している」「わからない」、
見方によってどれもが当てはまると思います。

一つ目ですが、

 ・私が貴方の「不快表明」に対して「感情的になって言い返さない」こと。
 ・貴方が私の「指摘記述」に対して「感情的になって議論を放棄しない」こと。

今までこれらを実現できていた訳ですから、既に私達は「話し合えている」と言えます。

次に、
これまでの対話で貴方と私の“違い”は「文面という事実」の上でかなり明らかになっています。
おそらく、「フットボールの試合をする」と「フットボール協会でルールを検討する」
くらいの違いがあるものと思われます。
この両者が対立する必要は無い訳ですから、そういう意味では話し合いはもう「完了している」
と言えます。

そして、
もし貴方が最終的に求めるものが「貴方自身の感性的な納得」だとするならば、
結局話し合いは貴方が納得する(放棄する)まで終わらないことになります。
それが可能なのか、不可能なのかは私には分かりません。

つまり、

 話し合いは可能。両者の違いを確認することも可能。感性的納得まで可能かどうかは不明。

という事だと思います。
これは今回に限ったことでは無く、現実世界の議論であっても大抵こういうものだと思います。
感性は一人づつ違いますから、演技無しの議論で感性的納得というのが簡単に得られるケースは
稀でしょう。(だからこそ似た感性を持つ人との会話は心地良いのです)


−−−−−−−−
 >「立場を書かない理由」はなんでしょうか?

貴方の言う「書かれていない立場」とは、↓こうしたものだと思います。

 ・私は男性で、エロゲーユーザーの立場から意見を書いてます。
 ・私は女性で、社会心理学的な立場から意見を書いてます。
 ・私はゲイで、マイノリティ差別に懸念を抱く立場から意見を書いてます。

匿名で一度きりの議論においてこうした「立場」を表明することは、演技力の範囲内であれば
“どれでも選択可能”です。
ネットにおける証明できない立場表明というのは本質的には「演出」としての意味しかありません。
それによって「あ、この人はこういう人なんだ」と受け手が“安心”したり、
「こいつは私の敵だ」と“警戒”したりする。そういう技術です。
そして立場を表明しないのもまた結果的に「演出」の一つとして作用します。
物語創作においてキャラクターのプロフィールを工夫するのと変わりません。
情報発信とは常にそうした側面を持ちます。

私は「立場」は記述が作り上げるものだと思っています。
たとえば、No.1495 の記述は、「そういうタイプの『立場』を書く必要がなかった私、という立場」を
結果的に表す事になっています。
ですから、既に私はいくつかの「立場」を表明済みとも言えます。
そして、貴方が求めるタイプの「立場」は表明していない、という事です。

では、なぜ貴方はそういうタイプの「立場」を欲するのか?

これは推測ですが、
貴方はご自身の文面において、日常で行われているコミュニケーションの例をよく用いられます。
(学校の教室での例、家庭における食事の例、など)
また、「気を使って避けてくれる相手なら話したい」「あなたとは話したくない」といった記述からして、
今回の対話においても「日常に近い交流形態」を適用したいと望まれている様に思えます。

日常の対人会話では、会った瞬間に性別服装など最低限相手の実体を示す情報を自動的に
得ることができます。電話ですら「声色」で性別くらいは分かります。
そうした情報を得ずに対話することはあまり無いでしょう。

しかし、ネットはそれが起こり得る場所です。
生身の会話とネットの会話の違いはここにあります。
そして、生身ではありえない「日常とは異なる情報開示条件での発言」も可能であることが
ネットで行う議論の面白い点だと考えます。*1

つまり、「ネットにおける情報交換とは何か」という根っこについてすら私たち二人の認識は
異なっている可能性があります。

−−−−−−−−
*1
mixi のように身元にある程度の保証がある場所は、
「日常に近い交流形態」を求める人々の需要に応えていると思います。
No.1541) 演技の有無 エリー(Fri Jun 3 16:06:31 2005)
 私は「理性を発揮して“根拠”を述べている投稿」と「感性を発揮して“感情”を伝えている投稿」を交互にしています。うまくいっているかは分かりませんが、そう意識して書いています。
 もし感情だけを伝え続けたら、全く会話にならないと思います。三ニ零さんも返信する気力をなくしたと思います。感情だけの応酬は「罵りあい」になると思います。
---
 「感情を伝える投稿」をしているのは、感情の問題を話題にしたいからです。誤解されて怒りを感じた時、「怒りの感情をどう処理するか?」を問題にしています。どんなに理性的に振舞っても、感情がなくなる訳ではありません。その感情をどう扱っているのかに興味があるのです。
---
 どれだけ「誰でもない人」として振舞っても、実在している以上事実は一つしかありません。「男」か「女」のどちらかに分類される。「男でも女でもある」なら、「女」には入らない。そういう複数の項目からなる「現時点での状態」は一つしかありません。
---
 この問題は「演技力の範囲」という言葉と対立します。私からは出てこない言葉です。演技ではなく、本当に思っていることしか伝えていないからです。「全部言っていない」や「目的があって結論まで書かない」ことはありますが、全くの嘘ではありません。表現の仕方の問題です。
 もし現実の私に同じ質問をされても、投稿した内容と同じになります。口頭と文章で表現は変わりますが、意味が変わることはありません。
 三ニ零さんは同じではないのですか? 「同じとは限らない」と聞いた方がいいでしょうか? 真偽どちらもある。
---
 「日常に近い交流形式」を望んでいるのではなく、「日常で起きる問題について話したい」と望んでいます。ここで、三ニ零さんが「実は私は……」と宣言することを望んでいる訳ではありません。望んでいないから、話題として取り上げました。出来れば最後まで匿名のままで対応していただきたいと思います。
---
 感情を説明する為に「日常経験していそうな会話」を取り上げていますが、日常会話とは違います。日常会話で主観や客観という言葉は出てこないと思います。
---
 繰り返しになりますが、論点を確認したいと思います。
 感情は「知覚からえられた感じ」という「主観」です。それを排除して客観的に振舞おうとしても、感情がなくなる訳ではありません。そこから起こる問題は、「したいのにやらない」「したくないのにする」という「言動の不一致」だと思います。一致しているなら、問題が起こるとは思えません。だから不一致だけを取り上げたいと思います。
 第三者として見れば、「口だけでやらない」「何を考えているのか分からない」という悪口になる。もしくは「口は悪いけど根はいい人」という頑固なお爺さんに対してよく聞かれる評価になります。
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 現実で思ったことを言う人は、ネットでも思ったことしか言いません。思いつかないから「言えない」のです。演技出来る範囲がとっても狭い。想像通り、私はこちらのタイプです。
 演じられないと問題解決の為の話し合いがしにくいです。欠点に気づいても直りません。だから失礼を承知で感じたことを書いて、三ニ零さんに状況を整理してもらうことにしました。
---
 これは想像ですが、「ネット上で演技する人は現実でも演技をするのではないか?」と思います。演技することの良し悪しを問題にしているのではありません。タイプの話をしています。
 「感情的である・理性的である」という区分とは別に、「演技する・しない」という問題があると思います。演技の有無は性別とは無関係だと思います。
---
 私は議論を「虚構」として楽しんでいる訳ではないので、思ってもないことは話題にしません。結論が得られても役に立たないからです。そもそもこの「主観と客観」という話題は、私の希望で始めたことです。
 三ニ零さんにとって、ネットでの議論は「現実とは別のもの=虚構」なのでしょうか?
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 「虚構として楽しむ」という姿勢は、エロゲー愛好家問題につながる話題です。
 私はエロゲーはしませんが、ドラゴンクエストはします。その場合、主人公は自分の分身として「自分ならこうする」という行動をとらせます。現実には出来ないかもしれないが、「そうしたいこと」を選択します。
 「この状況に置かれた時の自分」を疑似体験しているのであって、「自分とは別の誰か」を演じている訳ではありません。
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 「現実と虚構の区別がついている」としても、「現実として楽しむ=当事者」か「虚構として楽しむ=第三者」か態度が分かれます。
 これは「当事者として感情を口にする女性」と「第三者として道理を口にする男性」の関係と近いと思います。
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 結論がないままですが、ここで一旦お返しします。
 「ネットでの態度と現実での態度は同じではないか?」という問題について、意見をいただけませんか?
No.1564) 対話可能性2 三ニ零(Sat Jun 4 07:38:20 2005)
>失礼を承知で感じたことを書いて、三ニ零さんに状況を整理してもらうことにしました。
 >結論がないままですが、ここで一旦お返しします。

申し訳ありませんが、この掲示板における私のアプローチは「議論」としての話し合いです。
「会話」の為に話し合うつもりはありません。

「状況を整理してもらう」とありますが、
「自ら整理した事」を「論」として互いに送りあうのが「議論」です。
それを放棄することは「私は議論しない」と宣言している事に他なりません。

それが悪いと言っているのではありません。
「議論」では無く、「会話」を望む人同士で行うべきことだ、ということです。

−−−−−−−−
もし貴方が現実の対話でも「議論したい」と言いつつ上記の様なアプローチで
会話されているのだとすれば、

 >私はこの問題で何度もケンカをしています。

という結果になるのは必然です。
対話相手が「議論」に対して真剣になればなるほど貴方との差異は深刻になるからです。

−−−−−−−−
 >演じられないと問題解決の為の話し合いがしにくいです。

それは「対話相手」を選ぶ必要がある、という事です。
つまり、

 「私は『議論』ではなく『会話』をしたい」
 「私は“感じたこと”を言うので、貴方にはそのつもりで聞いて欲しい」

という事を“一番最初に”相手に伝えることです。

A.もし相手が「議論と会話の違い?なにそれ?」という人だった場合は、
  話を深く進めないようにした方が良いでしょう。

B.もし相手が「議論」しか望まない人であれば、その時点で話を止めて
  争いにならないようにした方が良いでしょう。

C.もし相手が「分かった。話してみて」と言う人であれば、その時には
  貴方が話したい事を言葉にして表せばよいのです。

−−−−−−−−
以上、まとめるとこの2点です。

 ・私は議論を望む。貴方は議論ではなく会話を望んでいるのではないか。
 ・自らの望みに応じて適切な対話相手を選ぶとよいのではないか。
No.1581) 日常会話の方が分りやすいと思ったのですが エリー(Sun Jun 5 12:37:33 2005)
 視野を拡大してみましょうか?
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 JRの電車事故がありました。JR職員は自分が起こした事故ではありませんが、役柄的当事者として事件解決に当たっています。一方、被害者は役柄ではなく、他の誰でもない当事者です。被害を弁償出来ない以上、感情が問題になると思います。
 「元に戻せ」という感情論では問題が解決しませんから、被害者という役柄を演じることになります。
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 この関係は今の三ニ零さんと私の関係と同じです。「感情を排除して議論する」三ニ零さんと、「感情を解決する為に話す」私の違いです。
 事故と違って、どちらも役柄を演じているだけです。「議論とは感情を排除してするもの」という三ニ零さんの立場と、「感情を無視した結論は実行されないので意味がない」という私の立場です。
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 つまり第三者ではなく三ニ零さんが「役柄的当事者」として返信した時点で、私が求めている三ニ零さんの立場は得られたことになります。
 議論は可能である。
 論点は「感情」である。
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 規制問題も同じです。私は感情を無視した議論から出た結論は意味がないと思います。なぜなら、犯罪はその「感情」が原因で起こるからです。「規制したくなる」も感情の問題です。
 感情を無視して規制の有効性の有無だけを議論しても、反対者の意見を変えることは出来ないと思います。
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 「感情を入れたら会話」「感情を排除したのが議論」というなら、「感情の問題を解決する議論はない」と考えていらっしゃるのですか?
 私は「感情を考慮しない議論は、議論の為の議論であり、空論である」と考えます。
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 議論の途中で感情的になるのは、私も無意味だと思います。だから、非礼を詫びました。「三ニ零さんに起きた感情とその処理」は、私には分からないことなので言ってみる以外に方法がありません。
 私が不快に思ったことは確かですが、聞き流せる程度のものでした。しかし「感情について議論」したかったので、あえて大げさに訴えてみました。理性的に「感情が問題である」と訴えても、聞き流されると思ったからです。
 自分自身に近い反応ですが、私も演技をしていることには変わりありません。三ニ零さんが興味を持っていない「感情」に興味を持ってもらう為の「演出」をしました。
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 確認せずに書いてしまうと、三ニ零さんは「役割的当事者」として議論を続けました。私も「当事者」もしくは「役割的当事者」として議論を続けています。私が「当事者」に戻って感情問題を取り上げた時、「会話を望んでいる」と三ニ零さんは感じられるようです。
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 コラムで問題になっているのは、「当事者」でも「役割的当事者」でもない、「当事者なのに役割的第三者になってしまう現実乖離」だと思います。
 本当に第三者なら問題はありません。当事者あるいは関係者なのに、「他人事」になってしまう感覚を問題にしているのだと思います。それを「言動の不一致」と表現しました。
 そして「他人事になってしまう原因」は「感情の欠如にある」と想像しています。
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 だから柴犬さんや三ニ零さんに対して、「犯罪者にはならないと思う」と言いました。感情が伝わってきたからです。感情を抑えて書かれていますが、「もう飽きているんだろうな」と感じられるからです。それが事実かどうかはともかく、ロボットを相手に話しているような印象は受けないからです。
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 最後の対応アドバイスの適確さには感心してしまいました。Bの相手には「あなたとは話しにならない」と言い、Cの相手には一生懸命説明しました。Aの相手には興味を持たないので、問題になったことはありません。
 三ニ零さんにはどれも期待していません。「議論をする」為に、それぞれの立場で役柄を演じることを期待しています。
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 「役割的第三者になる現実乖離」は別の議論です。「議論は可能である」という結論が出たので、終わりましょうか?
No.1620) 「議論」なら箇条書きの方が分かりやすいです 三ニ零(Mon Jun 6 12:08:59 2005)
はじめに書いておきます。

 >Bの相手には「あなたとは話しにならない」と言い、
 >Cの相手には一生懸命説明しました。

という記述がもし事実であるなら、やはり記述的整合を求める議論を我々の間で
行うのはあまり良い結果にはならないでしょう。

問題なければ対話の撤収に取り掛かりたいと思いますので、
私からの「質問」は今回のものを最後にしたいと思います。

−−−−−−−−−−−−−−−−

 >「感情を入れたら会話」「感情を排除したのが議論」というなら、
 >「感情の問題を解決する議論はない」と考えていらっしゃるのですか?

貴方はこのように書かれています。
しかし、これは誤解だと思われます。
私の提示する問題は「目的設定と手法の適合性、およびその混用」です。

−−−−−−−−
・目的設定が「貴方の感情解決」である場合

 この場合、直接の解決には「議論」は適していません。
 「感情解決」に有効なのは「共感」「納得への誘導」といったものであり、
 厳密な議論の手法を用いるのは逆効果です。
 (「議論のふりをした会話」なら効果があるかもしれません)

・目的設定が「人々の感情解決」の為の議論である場合

 この場合、貴方はご自身の感情を参考にしながらも記述においては“理性的に”行う必要があります。
 それが出来ないのなら議論にはなりません。
 脳科学や心理学分野でも「感情」についての議論はありますが、論者は怒ったり泣いたりしながら
 論述している訳ではありません。
 「感情」についての議論はもちろん可能です。
 「感情の問題を解決する議論」であるからこそ論述は冷静である必要がある、ということです。

そして貴方の記述上の問題点は、この二つを同時に扱っていることです。

−−−−
具体例を挙げます。

 >「感情を解決する為に話す」私

とありますが、「貴方自身の感情を解決」する為なら前者の問題です。

 >反対者の意見を変えること

これは後者にあてはまる問題です。

JRの喩えで言うなら、

 ・自らのJR不信を解消したくて話す
 ・人々のJR不信を解消する手段を考察

の違いです。

−−−−
この問題はカウンセリングに喩えれば分かりやすいでしょう。

カウンセラーはクライアントと議論することが目的ではありません。
(“議論的”な手法を用いる流派もあるかもしれませんが)
目指すのはクライアントの心的問題の解決です。言葉の上だけで整合を通しても意味がありません。

一方、カウンセラー同士が治療手法について議論する場合は、あくまで理性的に行う必要があります。
取り扱い対象がクライアントの「感情」ではあっても、カウンセラー自身が感情に呑まれては
話になりません。

この喩えで言うなら、

 ・貴方=クライアント、私=クライアント、という雑談を行いたいのか?
 ・貴方=クライアント、私=カウンセラー、という対話を行いたいのか?
 ・それともカウンセラー同士として“治療手法”について議論したいのか?

の違いです。

この三つは同時には成立しません。

私から見ると、貴方の記述は同時に行うべきでない事を同時に取り扱っている様に見えます。

−−−−−−−−
私からの質問は、

 「貴方は自覚してこれらの問題を混ぜていたのか?」

です。
No.1318) 簡単な話 でぃあ(Sat May 28 17:14:13 2005)

iwatamさんが仰りたいのは
正しいと思う事をしろってだけなのかしら?
不健全だと自分で思ったならやるな、悪い事だと自分で思ったならやるな
ってことかしら?

後はオタクなり健全不健全なりは各自が定義する物であり、私(iwatam氏)が定義する物ではないと。

もしそうなら当たり前の事しか書いておられませんし、
その論法はちょっとずるいかなぁ

当たり前のことが当たり前に認識できていないから連中は異常だと思うのかもしれませんが・・・そんな事無いですよっと。
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