コラムでは、(テーブルトーク)RPGの観点から書きました。そして、最後に少しほのめかしたように、実際にはほとんどのプレイヤーはRPGだと思っていないとも思っています。さらに、今のMMORPGを本当にRPGだと思って遊んで面白いか?と言われると、そうでもないと思っています。(RPGだと思って作ってないんだから当然ですが)
とすると、あのコラムはあまり答えになっていませんね。「MMORPGはRPGである」という前提が間違っているわけですから。まあ、あのコラムの主張をまとめると「MMORPGがRPGならばPKは必然である」ですので、主眼はどちらかというとPKにあってMMORPGは論点ではないんですが。
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かといって、では何を前提にすればいいかというと前提にできるものが何もないのです。そこが今のMMORPGの一番の問題だと思っています。
つまり、本当ならゲームメーカーが「MMORPGは○○をするゲームです」と決めなければいけないのにそれをせず「自分の好きなように自由に遊んでください」と言うのが良くないということです。目的の違う人を一所に集めたら混乱するのも当たり前です。
「MMORPGではそもそもRPGに対しての正確な理解がされていない」というのはその通りだと思います。問題は「では何だと理解されているのか」なのですが、私はよくわかりません。
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なお、ロビー形式がよいという主張ではありません。MMORPGにロビーをつけたらまた別のゲームになってしまいますから。MMORPGは今の形式だからこそ味があります。
全部キャラクターの行動に統一して、しかも全員知り合いになれるくらいのキャラクター数(100人くらい?)だったらMMORPGの味が出ると思うんですけどねぇ。
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最後に、宣伝ですみませんが、
おたくの歴史の3章くらいからの話もこの話となんとなく関係があります。もし興味がおありでしたらどうぞ。